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歯周病と喫煙は関係している!?その理由と改善方法

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を帯びて赤くなったり、腫れたりします。

この時痛みなどはほとんどなく、歯周病になっていることになかなか気が付きません。そのまま進行すると歯と歯肉の境目が深くなり、段々と歯を支える歯茎が溶けて歯がグラグラと動くようになり最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病は成人した日本人の約80%が罹患しており国民病と言われています。

歯周病の原因の多くは歯垢ですが、他にも歯並びやストレスなど様々な原因があります。その中でも今回ご紹介したいのは歯周病と喫煙の関係性です。

現在、タバコを吸っている方はぜひ最後までお読みください。

歯周病と喫煙

それでは、歯周病と喫煙には一体どのような関係があるのでしょうか?

喫煙者は非喫煙者に比べ約3倍も歯周病にかかりやすく、2倍も多く歯を失っており、また喫煙本数によって歯周病の重症度も変わってくるという報告があります。喫煙は口臭・歯の汚れに影響するというだけではなく、歯周病を罹患するリスクを高めると同時に治療しても治りにくくするのです。

タバコの煙の中には約4.000種類の化学物質が含まれ、そのうちの約200種類が有害物質で、発がん物質が約70種類と言われているので当然と言えば当然かもしれません。

歯周病が進行する原因

喫煙によって歯周病が進行する原因をご紹介します。

【化学物質】

タバコに含まれる化学物質が歯肉からの出血や炎症を見た目上分かりにくくするので患者さん自身が歯周病に気が付かなくなってしまいます。

他の病気と同じく歯周病も早期治療が大切です。歯周病は痛みや違和感が少ないので歯茎の色やブラッシング時の出血量で見極める必要があるのですが、タバコに含まれる化学物質でそれが分かりにくくなってしまうと早期発見は難しいでしょう。

歯周病が重症化すると歯周外科手術が必要になる場合もあり、体への負担はとても大きくなります。

【汚れが歯垢、歯石を増やす】

タバコを吸うとヤニ汚れが歯に付着してしまい、さらに他の汚れも歯に付着してしまうようになります。タバコは唾液の分泌量も減らしてしまうのですが、唾液の減少も汚れが付着する原因になります。その汚れが歯周病の病巣とも言える歯垢となり、歯石へと変わっていきます。

つまり、ヤニ汚れが歯周病の原因の1つになってしまうのです。

歯の汚れは見た目にも影響し度合いによっては他人に不快感を与えてしまう場合もありますし、唾液の減少は口臭の原因にもなるので注意しましょう。

【血液の流れを悪くする】

タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。酸素や栄養が行き渡らなくなると歯茎の抵抗力は弱くなり、その結果歯周病が進行、悪化してしまいます。

タールとニコチンの相乗効果により喫煙者の口内環境は非喫煙者の何倍も劣悪な状態になってしまうのです。

【白血球の免疫低下】

通常であれば免疫機能を持つ白血球が歯周病菌と戦っているので歯周病の進行を抑えることができるのですが、喫煙者の白血球の免疫機能は著しく低下しているため進行を抑えることができなくなります。

血液の流れが悪くなるとそもそも白血球が運ばれにくくなります。

白血球が少ないと治療しても治りが遅くなってしまうので、治療期間がかなりかかってしまいます。

【歯肉の修復力の低下】

ニコチンは歯肉を修復する線維芽細胞の働きを抑制してしまいます。そのため、喫煙者は歯周病になりやすいだけではなく、歯周病が治りにくくなってしまうのです。

歯周病になってからもタバコを吸い続けるとどんどん悪化してしまうということになりますね。

タバコが歯周病を進行させてしまう原因をいくつかご紹介しましたが、現在喫煙している方は1度ご自身の口内環境を見直してみてください。

重症化して歯周外科手術をうけるまでになってしまうと、生活にも支障が出てしまう可能性があります。

改善方法

上記では喫煙のリスクをご紹介しました。

それでは、歯周病の改善方法とは一体どういったものがあるのでしょうか?

【禁煙】

禁煙によって歯周病が治るというわけではありませんが、禁煙したうえで適切な治療を行うことで歯周病は早く治ります。

また、今歯周病を罹患していない方は禁煙することによって歯周病を罹患するリスクを4割も減らすことができるのです。

禁煙すると口臭が減る、肺ガン、口腔ガン予防、食事を美味しく感じる、節約などのメリットがあります。これを機会に1度禁煙を試みてはいかがでしょうか?

【歯周疾患検診を受ける】

喫煙者は歯周病の自覚症状が少なく、気付きにくいという特徴があります。

定期的に歯科医院で歯周疾患検診を受けることが大切です。もし、歯の汚れが気になるという方がいたらその時にホワイトニング治療を受けることをおすすめします。

歯周疾患検診は条件付きで無料、または比較的に低価格で受けられる歯科医院もあるので、お近くの歯科医院のホームページをチェックしておきましょう。

【歯科医院で治療を受ける】

歯周病は1度罹患してしまうと自然治癒することはありません。必ず歯科医院で専門医の検査を受け、ご自身の歯周病のレベルにあった治療を受けてください。

中には、治療後に正しいブラッシング方法を教えてくれる歯科医院もあります。歯周病は完治したとしてもブラッシングできちんと汚れを落とせていないと再発してしまいます。

そのため、口内を清潔に保つためのブラッシング方法を教えてくれるのです。

歯周病は日々予防意識を持つことが大切です。歯ブラシだけではなく、専門医が支持している口内ケアグッズを使ってみてもいいですね。

歯周病は喫煙者に深く関わる

いかがでしたか?

タバコを吸うことにより歯周病になり、歯周病が治りにくくなるというリスクがあります。

近年喫煙者は減りつつありますが、それでもヘビースモーカーと言われる方々はまだ多く存在します。今は禁煙外来や禁煙グッズなど、禁煙するための様々な手段があるので健康な体を保つためにも1度禁煙を検討してみてはいかがでしょうか?

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