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気づかないうちに進行している大人の虫歯。予防法と治療について

はじめに

誰でも虫歯にはなりたくないものです。
虫歯になれば痛みもありますし、治療に時間やお金がかかってしまい良いことなど一つもありません。
ある調査によれば、日本人の中で虫歯がない方は5パーセント程度だそうです。
また、歯をなくしてしまう原因の4割が虫歯にもかかわらずあまり虫歯については知らない方が多いようですね。
虫歯は知識があれば防げる病気ですので、ここでは虫歯を予防する方法や治療法などについてご紹介してみます。
今後虫歯にならないようにするためにも、ぜひご参考になさってみてくださいね!

虫歯とは

虫歯は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)に、虫歯の原因となるミュータンス菌が棲みつき、糖を栄養として酸を作り出します。これによって溶かされた歯は唾液によって再石灰化しますが、食事のたびにこれを繰り返しバランスが崩れてしまった時に虫歯になってしまうのです。
虫歯は虫歯菌が好む糖分を摂りすぎると増え、ブラッシングが不十分など生活習慣が悪化することで起こりやすいです。
特に、治療した被せものや詰めものなどがある方は歯とその間に細菌がすみついているため、さらに虫歯になるリスクが上がります。
実際に成人の9割以上の方がなんらかの虫歯を持っていると言われています。
大人のお口の病気と言うと歯周病とは言っても、歳を取るにつれ虫歯が増えていくため歯を失わないためにも虫歯を予防することが大切です。
大人が虫歯になる原因はお子さんとさほど変わりませんが、次のようなことに気を付けることで虫歯を予防できると言われています。

虫歯を予防するには

そもそも虫歯の原因は歯の質によるものがほとんどですが、それ以外にお口の中の細菌や食べているものなどとも深い関係があります。
こういったことから、歯を守るにはどうすればいいのかについてお教えします。

糖分を摂りすぎない

虫歯菌の栄養分として糖を分解する時に出す酸が歯を溶かすため虫歯になります。
その時、唾液によって酸に傾いた口の中を中性にし、唾液中のリン酸やカルシウムで溶けてしまった歯を再石灰化して修復すると言われています。
つまり、私たちの体内には虫歯から歯を守る素晴らしい仕組みがあるわけですが、糖を過剰に摂りすぎると再石灰化のサイクルが追い付かず、歯がどんどん溶けだしてしまい虫歯になるのです。
虫歯を防止するには糖分の多い飲食物を摂るのを控えることが大切なんですね。
糖分の多い飲食物をだらだら食べたり飲んだりしているとお口の中は常に酸が作り出されているため、間食は決まった時間に摂る、デザートは食後だけにする・・など、糖分の入った飲食物を摂る頻度を控えれば虫歯を効果的に防止できるはずです。

歯磨きでのセルフケア

虫歯予防で最も大切なのが歯磨きだと言えるでしょう。
ですが、歯ブラシを使った歯磨きだけでは残念なことに完全にプラークを除去することはできません。
セルフケアで効果的に虫歯を予防するには歯ブラシ以外にも次のようなアイテムを使うことが望ましいです。

  • デンタルフロス
    歯ブラシだけでは届きづらい歯と歯の間のプラークを除去するのに効果的なのが糸状になったデンタルフロスで、細かい糸なので歯と歯の間から根元にかけて磨きづらいところまで汚れを落とすことができます。
  • 歯間ブラシ
    歯と歯の間の細かいところにあるプラークを取り除くデンタルフロスに対し、歯間ブラシは歯と歯の間が広くあいている場合に使用するアイテムです。狭いところに無理やり使ってしまうと歯茎を傷めてしまうため、サイズ選びは慎重に行いましょう。
  • 歯磨き粉は多め・すすぎは少なめ
    細菌の歯磨き粉のほとんどにフッ素が入っており、このおかげで日本人の虫歯が減少したとも言われています。フッ素をできる限りお口の中に残すには歯磨き粉の量を多めにし、すすぎは味が残るくらいがいいでしょう。

クリニックでのクリーニング

日ごろのセルフケアでは落としきれない汚れを取り除くのがクリニックでのPMTCという施術です。
専用の器具を使いクリーニングするため歯の表面についた着色汚れはもちろんのこと、虫歯菌のすみかであるバイオフィルムもきれいに落とせます。

段階別虫歯の治療法

初期虫歯

初期虫歯の場合はお口の中を虫歯ができづらい環境を作ることで進行を止めることが可能で、歯は一度削ってしまうと虫歯になるたびに詰めものの大きさが大きくなります。
ここで歯を削らずに虫歯のできづらい環境づくりをしておくことが重要です。

神経近くにまで達した虫歯

ここまで進んでしまった場合には歯の神経を残すため歯や神経を再生させる処置を行いますが、神経まで侵入してしまった虫歯菌を殺菌して歯を再生していきます。
歯の神経を残すことができれば歯を部分的に覆うセラミックや銀歯などを使い治療を施します。

神経を再生できない虫歯

この場合には歯の神経を取る必要があります。
治療としては歯の神経が入っている空洞から感染してしまっている神経を取って、そこに細菌が感染してしまわないように薬を詰めていきます。
この処置を抜髄と呼びます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
虫歯はなにもお口の中だけの問題ではなく、全身の健康とも深い関係があります。
虫歯が進んでしまうと虫歯菌が歯髄まで及んでしまい、ここを通じで口の中にある細菌が全身の血管に入ってしまうと血管の中に炎症が起きる場合があります。
さらに、自分の歯の数が減ってしまうとさほど噛まなくてもいい食品ばかり食べることになるでしょう。
柔らかい食品には吸収の早い糖分が多いため、メタボリックシンドロームや急激に血糖値を上げてしまう可能性もあります。
健康な生活を送るためにも虫歯予防に取り組んでいただき、お口の中をきれいな状態に保ちましょう!
ここでご紹介した予防法をぜひご参考にしていただき、いつまでもきれいな歯でいられることを願っています!

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