「ニコッ」と爽やかに笑った時に口元からこぼれる白い歯、ステキですよね。
美しく白い歯は笑った時に周囲の人に好印象を与えてくれる大切なポイントですが、歯並びが悪いとその魅力は半減してしまいます。
近年では日本においても欧米諸国のように歯並びに対する意識が高まってきている為、歯並びを直すのに歯科医院で矯正治療を受ける人も増加しています。
でも、歯科医院で受ける矯正治療は費用面など何かと心配、という方が多いのもまた事実。
そこで今回は、「悪い歯並びを自分で改善する方法」をご紹介しちゃいます。
歯並びを改善したい方は必見の情報の数々、ぜひご覧になってくださいね。
悪い歯並びは自力で直せる?
自力で歯並びを改善する方法についてですが、実際に改善方法を試す前に知っていただきたい事があります。
それは、歯並びには「自力で直せる歯並びの悪さ」と「自力では直す事が出来ない歯並びの悪さ」の2種類がある、という事です。
自力で直せる程度の歯並びの悪さであれば今回ご紹介する改善方法で歯並びを直す事が出来る可能性がありますが、自力では矯正不可能な歯並びの悪さの場合には無理に自分で歯並びを直そうとしてしまうとさらに歯並びが悪くなったり、最悪の場合は歯が抜けてしまうなどのトラブルが発生するおそれがあります。
まずはこの点をご理解いただいた上で、次項から「自力で行える歯並び改善方法」をご紹介いたします。
歯並び改善方法その1.「頬杖、舌を前に出す、下唇を噛む、といったクセを直す
頬杖をつかない
ついついしてしまう人も多い頬杖ですが、人間の頭の重さは大人でおよそ5kg程度もある為、いつも頬杖をついて頭を手で支えているクセがあると上下の歯に矯正治療で行うよりも何十倍も強い力が継続的にかかってしまい、歯並びが悪化したりあごの骨のゆがみが発生してしまうおそれがあります。
舌を前に出さない
普段から「舌を上下の前歯で挟んで噛むクセ」や「前歯の裏側を舌で押すクセ」がある人は、前歯が舌で押される事で前歯に大きな負担がかかってしまい歯並びの乱れにつながるおそれがあります。
下唇を噛まない
上の前歯でグッと下唇を噛んでしまうクセがある人は下唇に上の前歯が常にかぶさる形となり、上の前歯が突出してしまい出っ歯の原因になるケースがあります。
上記のような「ついついしちゃう日常のクセ」をやめる事で、これ以上歯並びが悪くなるのを防ぐ効果があります。
歯並び改善方法その2.口呼吸をしない
口だけで呼吸してしまう口呼吸は全身にさまざまな悪影響を及ぼす危険がある事が指摘されていますが、口呼吸は歯並びの悪さにも関係しています。
口呼吸をする事で常に口が「半開き」の状態になり、歯や舌、そしてあご全体のバランスが乱れてしまうほか、舌が下側の前歯を継続的に押す形となる為、前歯の歯並びが悪くなってしまうのです。
歯並びを改善する為には、口呼吸をせずに鼻で呼吸をするようにしましょう。
歯並び改善方法その3.ガムを噛んでかみ合わせを直す
大きく歯並びが乱れている場合には効果がありませんが、歯並びの乱れが軽度の場合には毎日ガムを噛む事でかみ合わせを矯正出来る可能性があります。
歯並びを改善する為にガムを噛む時はただ噛むのではなく、以下の方法でガムを噛む事によってより矯正効果を高める事が出来ます。
ガムの噛み方は、
①ガムを前歯ではなく奥歯で意識して噛みます。
②舌を持ち上げて噛んだガムを口蓋(上あごの裏側)に吸い付けるようにして押し広げます。
③口蓋に広げたガムを落ちないように舌で押さえながら奥歯を噛み、唾液を飲み込みます。
以上の方法でガムを1回あたり30分~1時間、1日あたり1~3回程度噛む事で噛み合わせのズレを修正して顔のゆがみが改善され、小顔効果にもつながります。
歯並び改善方法その4.ペットボトルで歯並びを直す
唇の筋力が弱まっていて歯並びが乱れているケースでは、ペットボトルを利用して唇の筋力を鍛える改善方法がおすすめです。
やり方は、
①直径5cm程度のボタンと50cm程度の長さのタコ糸、そして200mlの水を入れたペットボトルを用意します。
(ペットボトルの大きさは500mlの物を使用してください。)
②ボタンにタコ糸を通し、糸を輪っかの状態にして結びボタンがついていない側をペットボトルの飲み口部分に縛って取り付けます。
③水を入れたペットボトルを机に置いて椅子に座り、ボタンを前歯と唇の間(前歯の前、唇の裏)でくわえて前かがみになって真下を向きながらペットボトルを引き上げ、真下を向いたまま唇の力だけでペットボトルを持ち上げた状態を20秒間キープします。
上記の方法を1日5回、2週間続けて行う事で、唇周辺の筋力である口輪筋(こうりんきん)という筋肉が強化され歯並びを改善する効果があります。
自力で歯並びが改善出来ない場合は矯正歯科を受診する事をおすすめします
「自力で歯並びを改善する方法」についてご紹介しました。
今回ご紹介した方法はどれも手軽にご自宅で自分自身で行う事が出来る歯並び改善方法ですが、歯並びの悪さによっては自力では直す事が出来ないケースもあります。
自力で歯並びを直せない場合には決して無理をせず、矯正歯科を受診する事をおすすめします。
自分で行う歯並び改善方法と違い、“歯並びを直すプロフェッショナル”の矯正歯科であれば、さまざまな歯並びの乱れにも的確に対応する事が出来ます。
歯並びの問題を根本的に解決してくれる矯正歯科を利用して美しい口元とステキな笑顔を手に入れ、人前で爽やかに笑えるようになりたいですね。