BeautyBeauty

アマルガムを知っていますか?金属アレルギーの方に注意して欲しい銀歯とは

保険を使った虫歯治療では、金属で作られた銀色の詰め物や被せ物を使い、一般的に銀歯と呼ばれています。

しかし銀歯を使うことにより金属アレルギーが生じてしまうことがあるため、金属アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。

今回は銀歯における金属アレルギーなどの危険性や、その改善方法についてお話します。

 

銀歯について 

日本の歯科治療において使われている銀歯は2種類あり、ひとつは「パラジウム合金」、そしてもうひとつは「アマルガム」で、どちらも金属アレルギーの心配があります。

現在の歯科治療で使われる銀歯はほとんどがパラジウム合金です。これは金とパラジウムによる合金で、保険治療での詰め物と被せ物に使われます。

さらに問題となるのは後者のアマルガムです。

アマルガムは「歯科用水銀」、つまり水銀の成分が約50%含まれた歯科用素材です。

この水銀を中心とした素材であるアマルガムは人体に良くないと言われていますが、アマルガムの性質や危険性とはいったいどのようなものでしょうか。

 

アマルガムの危険性とは

アマルガムは最近の歯科治療ではほとんど使われなくなりましたが、1990年頃まで虫歯治療にはアマルガムを使った充填が主体でした。

しかし素材が水銀化合物であることから、人体に危険が及ぶと懸念されるようになりました。

水銀は、水俣病に代表されるように、わたしたちの健康に大きな害を及ぼします。

水俣病では口の周りや手足の痺れなど、神経系に障害が起きることが主な症状と言われていますが、歯科用水銀化合物であるアマルガムによる影響はアレルギー、肝機能障害などが主な症状としてあげられます。

特に妊婦にアマルガムを使用すると、血液を介して胎児に影響を与えてしまう恐れがあるため、スウェーデンをはじめとした海外では、妊婦にアマルガムを使用しないよう国から禁止令が出ていました。

しかし日本国内では完全にアマルガム使用を禁止されていないのが現実です。

 

アマルガムの見分け方

最近の保険治療ではアマルガムの使用はほとんどありませんが、過去に行なった虫歯治療の詰め物でアマルガムが使われていることはよくあります。

アマルガムの特徴として、詰めた直後は銀色ですが、年数が経つにつれてだんだん黒っぽいような、あるいは鉛のような色に変色していきます。

現在の銀色の詰め物は光沢がありますが、アマルガムには光沢はほとんどありません。

長年歯に詰めてあった場合、歯の色に少し色素沈着が見られることもあります。

また見難いかも知れませんが、前歯の裏側などに詰めてあることもあります。

歯の裏側に黒っぽいような詰め物があれば、アマルガムの可能性が非常に高いでしょう。

現在では前歯の裏側に詰め物を詰める場合はレジンを使いますが、以前はアマルガムを詰めるケースが多くありました。

 

このように、アマルガムを長期にわたり歯に詰めておくことは、金属アレルギーだけでなく、体に様々な悪影響を与えます。

改善策としては、アマルガムを取り除き、体に影響を与えない素材で治療を行なうことです。

詰め物としてアマルガムが使われている場合は、歯科医院でまず除去を行います。

神経が残っている歯はアマルガムを削るとき痛みを感じることがあるため、場合によっては麻酔を使うことがあります。

また現在使われている金パラジウムもやはり、金属アレルギーが懸念されます。

ネックレスなど貴金属を身につけて痒みや発疹などの皮膚疾患が出る人は、銀歯の治療を行なうと金属アレルギーの症状が出てしまうため、金属を使わない治療を行なわなければいけません。

 

 

アレルギーのないセラミック治療へ 

金属アレルギーの方は、金属を使わない治療を行ないます。

セラミックはメタルフリーでアレルギーの心配がないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療することができます。

またセラミックは白く透明感があり、見た目が美しいため、銀歯のように口の中で目立つことがありません。

周りの歯と綺麗になじむため、見た目も全くわかりません。

また耐久性も強いため、奥歯に使用しても強度に大きな問題はほぼありません。

詰め物だけでなく、被せ物にもセラミックは安心して使うことができます。

銀歯の下にある土台も金属のため、金属アレルギーの心配がありますが、セラミックの被せ物の場合は、ファイバーコアという土台を立てます。

このファイバーコアは金属を使わないため、金属アレルギーを起こしません。

歯ぐきが黒ずむ心配もなく、セラミックの透明感を損ないません。

材質的にも優れており、強さとしなやかさを兼ね備えているので歯の根にも負担がかかりません。

 

体に優しく、見た目も美しい口元へ 

銀歯、特にアマルガムにおける体への影響をおわかりいただけたでしょうか。

今もなお口の中にアマルガムが詰めてある場合は、速やかに除去するほうが賢明です。

セラミックは美しさとともにアレルギーの心配がなく、体に優しい素材のため、金属アレルギーの心配がある方にも安心してお使いいただけます。

関連記事

【ホワイトニングまとめ】知っておきたいホワイトニングの危険性について

歯を白く美しくするホワイトニング。黄ばんだ歯が簡単に白くなるので人気がありますよね。 しかし、ホワイトニングは専用の薬剤を使用して歯を漂白し

意外と知らない歯並びのこと!歯並びが悪くなる原因と改善法

歯並びは、遺伝的な要因により悪くなると考えている方が多いですが、意外にも後天的な要因によって歯並びが悪くなる場合があります。 ここでは、意外

良い歯並びと悪い歯並びの違い!矯正のメリット

近年、歯並びに悩んでいる方は意外と多いのですが、中にはご自身が良い歯並びなのか悪い歯並びなのか分からないという方もいます。 今回は、良い歯並

すきっ歯になるのは原因がある!?歯科医院でのすきっ歯治療法とは?

歯に隙間がある、いわゆる「すきっ歯」。 隙間があると周りの目が気になって口元を手で隠したり、口を開けて笑うのに抵抗があったりとコンプレックス

憧れの整った歯並びに!矯正治療の種類を知ろう!

歯科矯正は子供が行うイメージがあるかもしれませんが、大人になってから始める方もたくさんいます。ガタガタの歯並びが気になる方は、矯正治療で歯並