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歯周病は女性がなりやすい!?女性と歯周病の深い関係

はじめに

歯周病とは細菌感染により歯ぐきに炎症がおきる病気で、プラークや歯石などが歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットに溜まり、細菌が繁殖して周りの組織に炎症が起きます。
この炎症は痛みなどがないので、気づかないまま少しずつ進行していくのが特徴だと言われています。
成人の80パーセント以上がこの歯周病にかかっており、特に女性がかかりやすい病気です。
女性はホルモンバランスや体調の変化によって歯周病にかかりやすいそうで、特に妊娠している時にかかるとさまざまなリスクがあります。
ここでは女性と歯周病の深い関係などをまとめてみました。

歯周病とは

そもそも歯周病とはいったいどういった病気なのでしょうか?
歯槽膿漏という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
この病気は歯茎が腫れたり、歯磨きの際に血が出たり・・というイメージの強い病気です。
最近では歯ぐきの病気をひとまとめにして歯周病と呼ぶようになりました。
歯周病にはさまざまな症状があると言われていますが、どのようなメカニズムで起きるのでしょうか?
まず、歯ぐきと歯ぐきの間には歯肉溝と言われるものがあり、そこに細菌が繁殖してプラークになります。
これを放置しておくと歯石になってしまい、歯磨きだけでは除去しきれません。
さらに、歯石から炎症が起きてしまい歯ぐきが腫れてきます。
歯ぐきの腫れにより歯肉溝がポケット状に深くなるため歯肉ポケットと言われています。
ここにプラークが溜まってしまい、歯周病を少しずつ進行させていきます。
さらに進行すると、歯を支えているところが細菌感染し歯ぐきが痛んでしまい、最終的に歯が抜けてしまうこともあります。

歯周病と全身疾患との関係

歯周病は何もお口の中だけの病気ではありません。
どういった病気と関係があるのでしょうか?

・糖尿病
糖尿病は歯周病によって悪化することがあるそうです。
歯周病菌から排出される物質によってインスリンの働きを阻害するからです。
このインスリンは血液の中にあるブドウ糖を減らし、血糖値を下げる役割があります。
インスリンの量が減ってしまうと血糖値が上がってしまい、糖尿病が悪化する・・というメカニズムです。
さらに、糖尿病はただ一つ歯周病と相互に関わる病気と言われています。
つまり、糖尿病が歯周病を悪化させることもあるのです。
糖尿病になると高血糖状態が続き、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなると言われています。
歯周病菌が増える原因になるというわけですね。
さらに、高血糖状態が続くと歯ぐきの血管が傷んでしまい、歯周病が進行してしまいます。

・動脈硬化
細菌感染により動脈硬化が悪化することもあります。
中でも歯周病菌には動脈硬化を進行させる物質が含まれており、動脈硬化が進むと血管が塞がったり狭くなったり・・といったことが起きます。
特に心筋に血液を送るための血管が狭くなると、心筋梗塞や狭心症など恐ろしい病気になることがあります。

・誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは聞き慣れない病気ですが、一般的に知られている細菌性肺炎とは違って食べ物や唾液が気管に入り、肺に炎症が起きることで起こります。
歯周病にかってしまうと、常にお口の中に歯周病菌がいるので唾液を通じて誤嚥するリスクが高まります。
通常は誤嚥のリスクは少ないものの、体調が悪いなどの理由で免疫力が低下している時には注意が必要です。

・早産、低体重出産のリスクが上がる
歯周病の妊婦さんは早産や低体重児出産のリスクが高まると言われています。
その理由は歯周病菌が血液を通じて子宮を収縮させるからです。
さらに、妊娠するとつわりのせいで食事が不規則になってしまったり、嘔吐するなどでお口の中の状態が悪くなりがちです。
なので、妊娠する前から歯周病をしっかりと予防しておきましょう。

女性が歯周病にかかりやすい理由とは

一般的に女性の方が男性より歯周病にかかりやすいと言われていますが、それはどうしてなのでしょうか?
その理由は女性ホルモンが大きく関わっています
と言いますのも、女性ホルモンには特定のある歯周病菌を増殖させる働きがあるからです。
なので、女性ホルモンの分泌が増えたり、バランスが変わった時に歯周病になりやすいと言われています。
ただ、女性ホルモンの分泌はいつもこういった動きをしているわけではありません。
女性ホルモンのバランスが変化する、高まる時期は女性の生涯で3回あると言われており、その時期に特になりやすいのです。
では、この3回とはどういった時期なのでしょう。

・思春期
この時期は女性ホルモンが作られる時期で、生理のたびに歯ぐきが腫れたりします。
さらに、この時期は学生生活を送っているため勉強や友人関係などの悩みの多い時期とも言えるため、ストレスが溜まり体の免疫力が下がるので歯周病になりやすいです。

・妊娠期
女性は妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌されるので、歯周病にかかりやすくなります。
さらに、つわりがあるためお口の中の衛生状態が悪くなり、歯磨きの回数も減りがちです。
なので、妊娠すると歯周病になる確率が高まるだけでなく、じゅうぶんに予防できなくなるというわけですね。

・更年期
閉経により女性ホルモンの分泌が低下するものの、ホルモンのバランスが乱れます。
さらに、更年期以降はお口の中が乾燥する方が増え、唾液の分泌量が激減します。
お口の中お衛生状態が悪くなり、歯周病菌が増えやすくなるのです。
思春期、妊娠期、更年期・・これらの3つの時期には女性ホルモンのバランスに変化が起こってしまい、それによって歯周病にかかりやすくなるわけですね。

まとめ

歯周病になっても、ほとんど自覚症状がないのでさほど日常生活に支障はありません。
そのためつい放置しがちですが、歯周病は全身の健康を脅かす恐ろしい病気です。
日ごろからていねいな歯磨きを徹底して行い予防することは当然ですが、ちょっとしたサインも見逃さないようにしましょう。
特に女性の方はホルモンの変化で歯周病になりやすいので注意しましょう。
日ごろのセルフケアの他にクリニックで定期的に検診を受けることも必要です。
ぜひ、ここでご紹介したことを参考にしていただき、歯周病知らずの生活を送ってくださいね!

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